本日はよろしくお願いします。私は曾品浩(そう ひんこう)と申します。
私は日本の福岡第一高校の普通科と、日本経済大学の経営学科を卒業してから、今は台湾大学の「学士後看護学系」というところで学んでいます。
この「学士後」というのは、大学を卒業した「後」という意味なのですが、私のように、すでに別の学部を出た人が、新しく看護師の資格を取得するための制度です。
普通の4年制と違って教養科目が免除されるので、だいたい2年半くらいで専門科目と実習に集中できる、非常に密度の濃い環境です。
現在の学習の進捗についてですが、私の学科の履修計画表に沿ってもう少し詳しくお話しさせていただきます。
1年生の時は、解剖学や生理学、さらに薬理学や病理学といった「基礎医学」で体の仕組みを学びながら、「基本看護学」とその実習でしっかり土台を作りました。
そして、今の2年生ではさらに学びを深めて、身体診察の技術を学んだ上で、内科・外科、産科、小児科などの専門科目の講義と臨床実習を同時進行で取り組んでいます。
9月に日本に行く前には、「総合臨床実習(一)」を夏の期間に行うことになっていて、私は皮膚科病棟へ行く予定です。
そして、日本での1年間の交換留学が終わって台湾に帰ってきてから、精神科と地域看護学の実習、それから計画表の一番下にある、卒業前の最後の総仕上げとなる最終総合実習をやって、卒業する計画になっています。
各科での実習は、それぞれ全く違う学びがありました。
内科では、慢性疾患の患者さんと長い時間をかけて信頼関係を築き、日々の小さな体調の変化を見逃さない観察力や、退院後の生活に向けた指導の大切さを学びました。
外科では、手術後の患者さんは状態が急変しやすいので、常に緊張感を持ちながら細かい変化に素早く対応する判断力と、痛みを和らげるための迅速な行動を身につけました。
産科では、男性の看護学生として現場に入る難しさを痛感しました。だからこそ、患者さんの尊厳や羞恥心に誰よりも気を配り、不安にさせないような声の掛け方を工夫しました。そして、お母さんと赤ちゃんという二つの命を同時に預かる責任の重さを肌で感じました。
小児科では、痛みを言葉にできず泣いてしまう子供に対し、おもちゃを使って不安を取り除きながら看護する難しさを経験しました。また、子供だけでなく、心配するご家族の気持ちにも寄り添い、一緒に支えていくことの重要性も深く理解しました。
こういう様々な現場で一番学んだのは、「どんなに忙しくても、人としての温かさを忘れないこと」です。
台湾の病院では、お年寄りの患者さんがすごく多くて、標準語の中国語が通じないおじいちゃんおばあちゃんも多くいらっしゃいます。なので、少しでも安心してもらえるように、わざと台湾語(現地の言葉)を使って話しかけたりしました。
言葉や態度で患者さんが安心していただけた時、「あ、看護というのはただの技術ではなくて、人と人の繋がりなのだな」とすごく実感しました。
今回長崎大学に留学したいと思った一番の理由は、台湾と日本で「看護」の捉え方がどう違うのかにすごく興味があるからです。
台湾では「護理」と言い、比較的「管理・処置」という意味合いが強いのですが、日本は「看護」つまり「看守り、保護」と言いますよね。
経営学から看護に分野を変えた私だからこそ、この言葉のちょっとした語感の違いが、実際の日本の医療現場でどう現れているのか、自分の目で見てみたいと思っています。
だからこそ、日本の看護の土台になる「基礎看護学」からしっかり学びたいと思っています。
この留学を通して、台湾と日本、両方の視点を持った視野の広い看護師になりたいです。
本日はよろしくお願いします。
もう3年近く日本語を話していないので、少し緊張しています。
すみません、もう一度お願いできますでしょうか。
【回答】
経営学も社会にとって重要ですが、私はより直接的に「人」と関わり、人の命や健康を支える仕事がしたいと強く思うようになりました。病院での実習を通して、患者さんに寄り添うことで安心していただけることに大きなやりがいを感じ、看護の道に進む決意をしました。
【回答】
日本の「看護(看守り、保護)」という精神が、教育や臨床現場でどのように実践されているかを深く学びたいからです。長崎大学は、ポンペ先生から始まる日本最古の西洋医学の歴史があり、基礎看護学からしっかり学べる素晴らしい環境だと伺っており、私の目標を達成するのに最適な場所だと考えています。
また、実は去年の2月に長崎へ旅行したことがあり、その環境がとても気に入りました。長崎ランタンフェスティバルや長崎新地中華街、長崎原爆資料館、平和公園、眼鏡橋などを巡り、深い歴史と平和な雰囲気に触れて、ますますこの街で学びたいという思いが強くなりました。
【回答】
まずは台湾で看護師の免許を取得し、臨床経験を積む予定です。しかし、将来は日本での留学経験を活かし、日本と台湾の両方の視点を持った看護師として、国際的な医療現場で貢献したいと考えています。
【回答】
高校と大学を日本で過ごしたので、日常会話には問題ありません。ただ、医療用語などはまだ勉強が必要なので、留学前にしっかり準備をします。現場でも積極的に質問し、患者さんに安心していただけるコミュニケーションを心がけます。
【回答】
台湾の時と同じように、まずは相手の背景や気持ちに寄り添うことが大切だと思っています。日本の文化や習慣を尊重し、患者さんが何に不安を感じているのかをよく観察して、丁寧な言葉遣いと温かい態度で接したいです。
【回答】
私の長所は、目標に向かって挑戦する行動力と適応力です。経営学から看護学へ分野を変(か)え、台湾の病院という新しい環境でも積極的に患者さんとコミュニケーションを取りました。短所は、少し人見知りをしてしまうところですが、看護の現場ではコミュニケーションが何より大切だと理解しているため、自分から積極的に挨拶をしたり、笑顔で話しかけたりするように心がけています。
【回答】
特に患者さんの日常生活を支援する技術(食事、排泄、清潔ケアなど)における、日本ならではの細やかな配慮やコミュニケーションの方法を学びたいです。技術そのものだけでなく、その背景にある「看守り」の心を深く理解したいと考えています。
【回答】
高校・大学時代に日本で生活した経験から、文化の違いには柔軟に対応できる自信があります。もし困難に直面した場合は一人で抱え込まず、先生方やクラスメイトに積極的に相談し、周りと協力しながら解決していきたいです。
【回答】
はい。もし今回の留学に参加させていただける場合、渡航前に特に準備しておくべき知識や、読んでおくべき専門書などがありましたら、ぜひ教えていただきたいです。
【回答】
台湾の医療は効率的でスピーディーですが、日本の看護はより「患者さんの心に寄り添う」ことに時間をかけていると感じます。日本の細やかな気配りや、患者さんの自立を促すケアの方法は、台湾でも非常に役立つと思うので、ぜひ深く学びたいです。
【回答】
授業や実習でのグループワークに積極的に参加するのはもちろん、サークル活動や留学生の交流イベントにも参加したいです。私の経験や台湾の文化をシェアしながら、日本の学生の皆さんからも多くのことを学び、お互いに成長できるような関係を築きたいです。
【回答】
家族が全面的に支援してくれることになっており、金銭面の心配はありません。また、もし可能であれば、学業に支障のない範囲で奨学金(しょうがくきん)の申請も検討しています。学業と実習に集中できる環境は整っています。
【回答】
医師は病気を治すことが主な役割ですが、看護師は病気を抱(かか)える「患者さんそのもの」を支える仕事だと考えています。一番近(ちか)い距離で患者さんの心身の痛みに寄り添い、回復をサポートできることに大きな魅力とやりがいを感じているため、看護師を選びました。
【回答】
日本と台湾がどちらも直面(ちょくめん)している「超高齢社会」のニュースに関心があります。特に、高齢者の在宅ケア(訪問看護)の需要が高まっていることについて、今後の看護師の役割は病院内だけでなく、地域社会全体(ぜんたい)へと広(ひろ)がっていくと感じており、とても重要な課題だと思っています。
【回答】
はい、長崎の豊かな自然や歴史的な街並みをもう一度ゆっくり歩きたいです。去年の旅行で食べた「ちゃんぽん」がとても美味(おい)しかったので、また食べるのも楽しみにしています。勉強の息抜(いきぬ)きに、現地の文化や食事をたくさん体験したいです。
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